チームの中でリーダーシップを発揮するために必要な5つのこと
はじめに
ビジネスマンとして活躍するために必要な要素の一つとして、リーダーシップがあります。 リーダーとしてチームをまとめる立場の人はもちろん、メンバとして仕事をする上でも、リーダーシップをもって仕事に取り組むことはとても大切です。
今回は、チームの中でリーダーシップを発揮するために必要なことをご紹介します。
1.自分の主張や意見を明確にすること
リーダーシップを発揮するうえで、自分の主張や意見を明確にし、主張することはとっても大切です。 これが曖昧なままだと、他のチームメンバはどのようにふるまってよいかわかりません。
自分の主張や意見を明確にすることは、時に反対意見を持ったメンバと対立することになるでしょう。
しかし、反対意見を持ったメンバがいる、これを明確化できたことで、チームにより良い議論をもたらし、 チームを良い結果に導くことになるでしょう。
つまり、自分の主張や意見を明確にすることと、これを無理やり通すことは別だということです。
あくまでも、チームの進む方向を明確にし、健全な議論を行うために、自分の主張や立場を明確にするのです。
2.コミュニケーションスキル
チームメンバおよびチーム外のメンバ(社内の上司、他チームや他部署のメンバ、社外のメンバ、取引先など)と、 円滑なコミュニケーションをとることはリーダーシップをとるうえでとても重要です。
チームメンバとは、特に情報共有や適切な指示、説明、フィードバック、問題提起など、コミュニケーションにより、 チームのパフォーマンスを高めることができます。
チーム外のメンバとは、自分たちのチームの状況や成果を正しく伝えることで正しい評価を得ることができます。 また、問題や課題解決のために適切な交渉を行うことができます。
3.チームの進むべき方向を示す
チームの進むべき方向を示すことで、共通の目標に向かって、チームを動かすことができます。 目標を策定し、目標に向けたステップを明確化する、また日々のコミュニケーションの中で各メンバに役割を与え、動機付けを行う。 チームで大きな成果を上げるためには、チーム全体の進むべき方向を示すことが大切です。
4.仕組みづくり、改善
チーム運営を円滑に進めるための仕組みづくりや改善に取り組む必要があります。 仕組みづくりでは、主にスケジュールやタスクの共有、情報共有、課題共有のルールを定め、 またこれをメンバが無理なく守る方法を考えます。
改善では、メンバの小さな声を拾い上げ、または発言しやすい雰囲気をつくることで、 一度作ったルールの見直しや新しいルールの追加、不要なルールの廃止につなげます。
これはリーダに限らず、メンバとしてチームに貢献できるチャンスでもあります。
5.行動力
チームは何度も大きな問題や課題に直面します。 問題や課題を解決するためのスキルはいくつかあります。 正しい情報を集め、整理し、問題点や解決策を決定します。
その際に一番必要なスキルは行動力です。 チームとして、迅速な決断ができる行動力を持つことで、チームを成功に導くことができます。
おわりに
最後に、リーダーとして一番必要な心得があります。 それは、チームメンバを信頼し、個々の意見を尊重することです。
お互いに信頼し合える関係を築くことで、チームの問題点や課題をメンバ全員で解決し、 チーム全体のパフォーマンスの向上につなげることができます。
そのためには、チームメンバそれぞれが、どういった人間で、どういった背景や価値観、考え方を持つか観察し、 それを最大限尊重することが大切です。